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先生のご紹介

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間違えながらもたくさん話すこと、
習ったことを使って
自分のものにしていくことが大切

中川 先生

プロフィール

5年間の海外生活を経て、現在は様々な国籍の方に向けて日本語指導をされています。生徒さんのレベルに合わせたカリキュラムで、初級~ビジネスレベルのレッスンを行っています。

1.  現在またはこれまでに、オンラインでどのようなレッスンを担当していますか

どんな形式でどんな指導をしているのか、1回の授業や形態や指導の流れなどを教えてください。

企業社員や個人の方に教科書や自作のパワーポイントを使って指導しています。
初級~初中級の方ですと最初は近況などおしゃべりをしつつ和やかな雰囲気を作ってからその日の文法項目に入ります。文法練習を十分した上で日本人が実際にどのようにその文法を会話で使うかを教えています。
上級やビジネス日本語の方ですと、ビジネスメールの文法間違いや、日本の書籍を読んで筆者の考えを分析するというような授業もします。また、日本の習慣や日本人の考え方などに関する疑問にもできるだけ詳しく答えるようにしています。

オンラインレッスンのよいところ・オンラインレッスンだからできることを教えてください。

オンラインレッスンはたとえ朝早くてもどこにいたとしてもパソコンやスマートフォンがあればすぐに参加できるので、続けやすいところが最大の魅力だと思います。言語学習は一定期間続けて学習するということがとても大切なので、続けたことにより生徒さん自身も上達を感じやすくなります。

生徒さんはどんな方がいらっしゃいますか?

国籍は全世界様々な地域の方がいらっしゃいます。年齢は20代~40代で、Live配信会社、ゲーム会社、ソフトウェア開発等、大手の企業さんが多いです。部署は様々ですが、私はエンジニアの方へ指導する機会が多かったです。

生徒さんはどんな目標を持たれている人が多いですか?

具体的に日本語能力試験の〇級に合格したいという方もいますが、ほとんどの方は会社で日本人の同僚や上司と上手くコミュニケーションをとれるようになりたい、日本で生活するのに困らない日本語を身に着けたいという方が多いです。

2.  企業研修の授業の事例を教えてください

人事担当者の方はどのようなお悩みを抱えていると思われましたか?

人事の方は生徒さんと日本語でコミュニケーションがとれず、いつも通訳が必要なことに時間のロスと何か誤解が生じるのではないかと悩まれていると思います。実際に言語の壁によるミスコミュニケーションで会社に何千万単位の損失が出たという話を聞いたことがあります。

生徒さんはどのようなお悩みを抱えていましたか?

生徒さんもいつも通訳を通しているという申し訳なさと、自分の日本語に対する自信のなさからなかなか同僚の輪に入っていけないという悩みがあると思います。
全く日本語ができない生徒さんの場合、初級の日本語でも十分にコミュニケーションはとれますので、初級の単語と文法を勉強しそれをすぐに会話につなげるということを徹底しました。
その結果、日本人の同僚の言うことが理解できるようになった、話せるようになった、日本人の輪の中に入れるようになった、日本人の友達ができた等、様々な嬉しいお声をいただいております。

企業担当者や日本語を学ぶ人の、日本語を学習するにあたっての悩みは何だと思いますか?

日本語には三つの表記方法(ひらがな、カタカナ、漢字)があるので、まずそれを習得するのが難しいと思います。それから、会話する相手との関係によって敬語を使ったり、ため口を使ったりと変化すること。主語を省略することが多いので、「だれが」の部分が分かりづらく勘違いしてしまうこと、あいまいな表現が多いことなどが挙げられると思います。

4.  この仕事(企業向けの日本語教師)を選んだ理由はなんですか

私が日本語教師になったきっかけは、自分は日本人なのに日本について全然知らないなと思ったことでした。5年間の海外生活を通していろいろな国の方と接してきましたが、当時はまだ10代で日本のことを質問されるたびにいつも自信なく、なんとなく答えていました。質問されたことを実際に自分で調べてみるとすごく面白い文化や豆知識が隠されていて…こんなに日本に興味を持っている人がいるのにそれを伝えられないのが悔しい!勉強したい!と思いそこから日本語教師という職業に興味を持ち始めました。

日本語学校などのお仕事以外に、なぜ企業向けの日本語講師をはじめられたのでしょうか?

日本語学校では大体決められたカリキュラム通りに毎日授業をするのですが、企業向けの日本語授業ですと、カリキュラムを自分で作成でき生徒さんにより合った授業ができるので自分の成長にもつながりますし、やりがいもより感じられます。さらに様々なバックグラウンドを持つ生徒さんたちと接することができますので、日々新しい発見も多いです。

4.  最も力を入れていることはなんですか

生徒のモチベーションをあげるために気をつけていることはありますか?

まずは毎回参加したいと思えるような楽しい雰囲気を作るように心がけています。それから生徒のどんな意見に対しても否定する言葉を使わないこと、授業中に必ず一回以上は「できた!」という達成感を感じてもらえるように練習問題の難易度も工夫しています。生徒さんがとても上手に日本語を使えた時などはたくさんほめるようにしています。

日本語上達のポイントは何ですか?

間違えながらもたくさん日本人とはなすこと、勉強したことをすぐに使って自分のものにすることが大切だと思います。
そのために、たくさん話してもらう授業をすることを心がけています。間違えても言葉が出てこなくても最初は母語で話してしまっても大丈夫ということを先に伝えて、授業の最初から終わりまでに今日学習した文法を使って会話できるような授業構成を意識しています。

以上、中川先生のインタビューでした。

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